令和三年三月の稽古

うららかな印象をもつ3月ですが、三寒四温で、なかなかに思わせぶりな春の日でございますね

しかしながら、確実に陽光は暖かくなっていると感じられます

優しげな風を茶室に呼び込むように、微かに揺れる釣り釜を吊るしました

月の初めには、早速に上巳の節句があり、ささやかながら、雛祭りの趣向で稽古をしております

大人になってすっかり雛祭りから遠ざかってしまったという方も多いと思われますが、お茶室で幼き日を思い出すのもいいものです

大切に育ててもらったという記憶は、今度は自身が、次の世代にも繋げていけるように、との想いを強くする気がします

お菓子も春らしくて可愛らしいものが、たくさんお見えする3月ですから、このままコロナも落ち着いてくれたら、お外で一服するのも楽しそうですね