令和四年九月の稽古

9月になりますと、着物は薄物から単(ひとえ)となります

まだ蒸し暑い日が続いておりますが、庭からコオロギの合唱が聞こえてきますと、やはり秋の風情を感じ、静かに涼しい気持ちになってまいりますから不思議ですね

9月は、まず1週目に重陽の節句がございまして、我が家ではちょっとしたおしのぎとともに、節句を楽しんでおります

お稽古は、小習い16ヶ条のいくつかを、それぞれの進み具合に応じて学んでいただきます

裏千家ならではの、棗での濃茶点前、大津袋・包み帛紗

それから長緒がついた仕覆の大海茶入なども

長板、小棚、運び、さまざまな点前を経験することで、稽古の奥行きを広げていっていただきたいと思います