いよいよ師走となり、「歳月人を待たず」を実感するこの頃です
12月の1日から8日まで、禅寺では修行僧たちが寝ずの坐禅をする臘八摂心(ろうはちせっしん)が行われています
冷え込む中でのその修行は、我々一般の者には想像出来ない厳しさでしょう
禅と茶道は密接に関わりあい、哲学として茶の湯に精神性をもたせたことで、茶の湯が茶の「道」にまで高められています
ますます慌ただしくなっていく歳末かと思いますが、お茶のお稽古で、自身の内なる部分へと意識を集中して、ひと時、静寂に耳を傾けてみてはいかがかと存じます