令和二年十一月の稽古

気がつけば朝の空気の冷たさに驚かされますね

柚子の色づく頃、茶席は風炉から炉へと様変わりいたします

11月はお茶のお正月といわれ、新茶の詰まった茶壷の口を切り、おぜんざいを炊いてお祝いいたします

火の位置がお客様の近くになり、亭主も親しげに体の向きを寄せ、大きな釜から上がる湯気を挟んで、温かく和やかな時間がそこにはあります

なにかと心ざわつく昨今ですが、ひとまず茶室では、それを忘れて一服いたしましょう