令和三年十一月の稽古

今年も11月を迎え、茶室は炉開きとなりました

茶の正月ともいわれる開炉、紋付を着て、茶壷を床に飾り、「三べ」と呼ばれる「織部」「伊部(いんべ)」「瓢(ふくべ)」の道具を出して、手製のおぜんざいを頂きお祝いします

半年ぶりにお目見えした炉には、夏に丹精した湿し灰を入れ、大きな釜の水を沸騰させるだけの力を持った大きな炭が赤々と燃えております

今年の炉開きはポカポカ陽気にて、暑いぐらいでしたが、すぐに寒くなってくることでしょう

ここから6ヶ月炉の季節、炉を囲んではお茶を点て、また頂き、和の心を通い合わせる、そのことにこの上ない喜びを感じますね

11月はまずは小棚などのお稽古をしたいと思います